忘年会やクリスマス、お正月そして新年会と続くイベントを乗り越えたら食べに食べてしまっていた!1月に入り宮古島や石垣島大会に向けて動き出そうとしたら太っていて動けない・・・。
そして寒さに加えて年末は忙しく、あまり運動できていなかった方も多いと思います。今回のコラムではそんな方々に食事面でちょっとしたアドバイスをしていきたいと思います。
冬に痩せる、または体重を戻すためのポイントは総摂取カロリーを減らし、ストレスを溜めない食事です。
●早く気がつくべし!!
ただでさえ冬は本能的に皮下脂肪を付けて内臓を守ろうとします。まず、正月太りをしてしまったと思ったら、少しでも早く対策を。体が太ったと感じている時になるべく元に戻すようにしましょう。時間が経てば経つほど、体は今の太った状態を普通(適正体重)だと勘違いして痩せにくくなります。
夏と冬に同じ量を食べていたら代謝は冬の方が高いので痩せるはずです。しかし太るのは食べる量が多いからです。食べ過ぎている事に早く気づきましょう。
●脂肪を溜めない、ストレスも溜めない!!
ストレスを感じると脂肪や塩分の高い物、甘い物が食べたくなります。このまま食べ続けると間違いなく太っていきます。
特にお正月の料理は保存を良くするために塩分が多く使われており、体もむくみやすくなります。むくみは代謝が低下します。そして伊達巻や煮豆など砂糖が多く使われているので高カロリーな食事となっています。この時期は糖質の摂りすぎになっており、普段の3倍近く糖質を摂っているとも言われます。糖質の摂りすぎは中性脂肪となり、蓄積されます。
甘い物は控えめに、ご飯などの糖質も控えめにしてお酒も飲みすぎないようにしましょう。お酒は食欲を増進しますし、カクテルや醸造酒(ビールや日本酒、ワイン)は糖質が多めですので気をつけてください。
そして体温を上げるために温かい物を食べましょう。体温を上げることで代謝がアップしますし、温かい物は心も落ち着きます。
●食べ方にも注意しよう!
無理してだらだら食べるのもやめましょう。思っていた量より多く食べてしまっている事があります。朝食や昼食では、腹持ちの良い物を食べる事で間食しにくくなります。
夕食を食べ過ぎていたら、次の日の朝は軽めにするなど工夫しましょう。こんな時はきっちり3食とらなくても大丈夫。この時期は暴飲暴食で胃腸も疲れ気味だったりするので、休ませるように胃腸にやさしい消化の良い物や控えめな量で食事をしましょう。また、ゆっくりよく噛んで食べることで消化を助け、食べ過ぎないようになります。
寝る直前には固形の物は食べないようにするなど、食事の時間も気にするようにします。夜遅くに食べると胃腸に負担をかけやすく、脂肪に変わりやすくなりますよ。
●総摂取カロリーを減らすには・・・
色々な方法がありますが、私のお勧めは野菜の割合を増やす方法です。野菜でボリュームを出して目で食べるようにします。食材はキャベツ、もやしや大根などがかさ増ししやすく、低カロリーで栄養面でも優秀です。
私のイチ押し食材はきのこです。エノキ、エリンギ、舞茸やなめこなど種類も豊富。そして単品でも美味しく、料理ではボリュームも出ますし食感もあって満腹感も得られて低カロリー。キノコキトサンという成分が脂肪の吸収を抑え、体についてしまった内臓脂肪を燃焼します。
そして食物繊維が豊富で腸内バランスも整えます。ハウスや工場栽培により出荷も安定しており、値段の変動が少ないので家計にも優しいです。
美味しい食事を食べつつもおやつの誘惑に負けず、上手に体重や体型をコントロールして冬を乗り越えていきましょう!
お正月と言えばお餅ですね。お雑煮や鍋に入れて食べるのが好きですが、皆様はいかがでしょうか。普段はみたらし団子や大福などで食べ、あまり食事に出てくる方は少ないかもしれません。
お餅は消化にも良く、腹持ちが良いのでレース前にはお勧めです。レースでは宿泊先の関係でなかなか温かいお餅を食べれる事は難しいため、コンビニなどで朝食を買う場合は、お餅と同じ原材料がもち米のお赤飯のおにぎりを良く噛んで食べるのもいいですね。ササゲ(豆なので食物繊維が豊富)が気になる方は残しましょう・・・。
八代 純子(やしろ じゅんこ) 生年月日:1980年10月03日 出身地:神奈川県横浜市 略歴: 日本体育大学卒 2014年成績 関東選手権トライアスロン大会 6位 第18回日本ロングディスタンストライアスロン選手権 4位 ITUトライアスロンアジアカップ村上大会 15位 第20回日本トライアスロン選手権東京港大会 23位 |