前回お話した六大栄養素はどれも大切な栄養素ですが、早速わき道にそれてみます。今回ピックアップする栄養素は・・・ミネラルをいってみましょう!
私たちの体でミネラルは約4%を占めています。ごく僅かで必要量は微量ですが、とても大切な役割をしています。体の構成成分として働き、生体機能の維持や調節を行います。
また、たんぱく質などと結合して働きます。人間の体内では作り出す事が出来ないので、食品やサプリメントから摂る必要があります。摂取量が不足しても、殆どの場合が「何となく調子が悪いな~」と感じる程度で慢性的な欠乏になることが多く、病気や故障の原因にもなります。
よく言われる鉄の不足は貧血や運動能力の低下、カルシウム不足はイライラしたり筋肉の痙攣などにも関係しますし、骨ももろくなります。
不足する原因はミネラル不足の食生活、汗で失われている、ストレスなどがあります。もともと日本の土壌は欧米に比べてミネラルが少なく、度重なる化学肥料や農薬の使用により農作物に含まれるミネラルは少ないと言われています。
ほうれん草やにんじんの鉄分は45年前と比べて3分の1程度になっているそうです。また、精製された食品は、お米、小麦、砂糖など精製が進むとミネラルは失われていきます。加工や調理の過程でもミネラル量が減ります。
ですからカロリーを沢山とってミネラル不足にならない為にも楽チンな加工食品やインスタント食品を控えたりなど、食生活において何を食べるか自ら選択して気をつけていかなければなりません。
ミネラル不足はすぐ改善出来るものではありません。毎日コツコツが大切です。吸収にビタミンなども関係しているので、バランスの良い食事でミネラルをしっかり摂りましょう。
サプリメントでミネラルを摂っているから大丈夫!と思っている方は過剰摂取になることもありえますのでご注意ください。カルシウムやマグネシウムは副作用が起こることが殆どありませんが、鉄を過剰に摂り続けると胃腸障害や便秘、下痢などを起こしたりします。また、血管や臓器にダメージを与えることもあります。
リンの過剰摂取はカルシウムとのバランスが崩れ、骨がもろくなります。リンは多くの食品自体にも含まれ、摂取しやすいです。そして加工食品(カップラーメンやスナック菓子、ハム、炭酸飲料など)に添加物としてよく使われています。加工食品の食べ過ぎ飲み過ぎ注意です!
ミネラルはお互いに協力し合って働くので、1つのミネラルに偏らず、どの種類も適量をバランス良く摂りましょう。
とある日の八代飯~
写真ではわかりにくいですが、かなりのボリューム。みんなヒーヒー言いながら食べてくれました(笑) 今回はスパゲッティのソースに入っているきのこの舞茸について。
舞茸の栄養成分はカリウム・亜鉛・ビタミンD・ナイアシン・アミノ酸・食物繊維が豊富です。また、免疫力を高め、抗がん作用もあり…ここでは挙げれないほど沢山の効能が!!低カロリーなのも嬉しいですね(私だけ?!)。
そしてたんぱく質分解酵素が入っているので、たんぱく質の吸収を助けます。注意点は熱に分解されやすいので加熱しすぎない事、水溶性の成分が水や煮汁に流れてしまうので水洗いは避け、スープなどで汁ごと食べることをお薦めします!
八代 純子(やしろ じゅんこ) 生年月日:1980年10月03日 出身地:神奈川県横浜市 略歴: 日本体育大学卒 2014年成績 関東選手権トライアスロン大会 6位 第18回日本ロングディスタンストライアスロン選手権 4位 ITUトライアスロンアジアカップ村上大会 15位 第20回日本トライアスロン選手権東京港大会 23位 |