体重60.9kg。
日本選手権から10日を過ぎた割に増えていないので、良い感じ。
本日はトレーニングなし。

なので、日本選手権前の私の過ごし方で、様々な方に質問されたのですが、その中で「すずらん荘には何があるのか?」、「なぜ調整で高所に行くのか?」

この2点に疑問を持っている人が多くいたように感じたので、なぜ自分があの場所にこだわるのかを書いてみたいと思います。

今回は自分のトレーニング内容というよりも考え方の内容になっています。
長文ですが、お付き合いいただければ幸いです。

まずは、すずらん荘には何があるのかについて話していきたいと思います。

その前に、自分が普段のトレーニングで、特に大切にしていることから知ってもらえたらと思います。
私がトレーニングでポイントにしていることは下記の4点になります。

1.トレーニング環境(練習)
2.バランスの取れた食事(補給)
3.お風呂(リカバリー・休養)
4.上記全てがある程度のエリアに集中していること

練習・補給・リカバリーはセットで考えてトレーニングをしています。

どれかが欠けていても、トレーニング効果とトレーニングの蓄積にうまく繋がりません。

1は、種目や鍛えるべき能力によって適宜変更しますが、特にバイクは交通量や信号などにより、都内でトレーニングの質を上げることは困難です。
そのため、交通量・信号の少ない環境がある場所まで足を伸ばします。
つまり、脚を止めている時間の少ないコースを選択してトレーニングしています。
意外とバイク練中に脚を止めている時間というのは長いものです。

メインの練習ができるところまでの移動を含めた3時間のバイクライドとスタートして直ちに質の高いメニューに入れる3時間のバイクライド、どちらの効率が良いかは一目瞭然だと思います。

近場で私がよく使う場所は、千葉の房総や奥多摩などです。車で1時間〜1時間半ぐらいの移動圏内が許容範囲でしょうか。
私の場合、本格的なトレーニングをしようと思うと、自宅から1時間〜1時間半ほどは走ることになるため、効率を考え車で移動してからトレーニングを開始します。

もちろん、バイクに乗ることが好きで、たくさん乗りたいという人や、ロング対策で距離を乗らなければ不安という人は、自宅から乗り出してもよいかと思います。
ここでは、あくまで効率と質を重視した考え方の一例だと思って読んでいただければ幸いです。

2はトレーニングでかけた負荷に対して、しっかりとした質・量の食事が可能な場所があるかです。
よく私が活用するのは、サラダバーなどがついたレストランやしゃぶしゃぶの食べ放題です。
バランスや量をコントロールしやすいので、よく使います。

3はトレーニング後、直ぐリカバリーに入れて、次の日のトレーニングにも疲労を残さないために活用しています。

そして、4つ目がポイントです。
1〜3をセットで考えた時、可能な限り間隔を空けない方が、より効果を高めてくれると考えています。

4は上記が全て揃う自宅でできればベストですが、なかなか揃わないのが現状でしょう。

なので、普段のトレーニングでも1〜4を意識してトレーニングの場所の選定を行なっています。

なお、合宿ではこれらを1箇所で集約されていることや移動にそれほど時間がかからないことがベストと考えます。

ここでようやくすずらん荘の話です。
すずらん荘では、宿の方のご厚意で、チェックイン・アウトや食事時間の調整、お風呂を随時解放してくれるなど、トレーニングに合わせた対応をしていただいています。

もちろん、良質な美味しい食事も提供してくれます。
さらに、多くの宿が1泊2食のコースが多い中、すずらん荘では事前にお願いすれば昼食もいただけるので、午前中のトレーニング終了後、すぐに食事ができる環境になっているのも大きなポイントです。

トレーニング以外のことを考えるということは、意外とストレスになります。
逆にそれらのストレスがないだけで、身体はストレスから解放され、回復に向かいます。

また、東京から約3時間で着けてしまうというところも選択の大きなポイントです。

以上の点から、私がトレーニングで求めている宿泊環境を満たしてくれているのがすずらん荘であり、頻繁に活用する理由の一つです。
昨年は腰の故障でほとんど訪れるかができませんでしたが、2014年シーズンは約半年(4〜10月)で30日間訪れていました。

本日はここまでにしたいと思います。
次回は、女神湖周辺のトレーニング環境に絞った選択理由について書けたらと思っています。

今日もありがとうございました!

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