日本選手権レースレポート
特記すべき使用機材
ゼロディoSUIT(Sサイズ)は新品未使用で内側タグ、パッド外し済み
ドリンクはMaurtenを2本とジェルを1本(神奈川県選手権と同じ)
総評
“チーム”というものにはじめて加入して半年。名前の入った旗を掲げ、カウベルを鳴らし、名前を叫んでくれる仲間に支えてもらった最高のレースだった。フィニッシュラインでは、結果はともかく、感謝の気持ちでいっぱいになった。
レースとしては今年一年の総締め。今年一年積み上げた最高峰のパフォーマンスをケガによるトレーニング不足もあり、しっかり発揮するコンディションに持っていくことはできなかったが、着実に下限が上がっていることがわかった。(が、まだまだ計画的に向上させるための環境を活かしきれていないと痛感)
順位 28位
朝~スイムウォーミングアップ
すこし肌寒い外、車ですこし休憩。女子のスイムスタートを見る。やはり強い選手が固まる右側は、潮の流れるコンディションが悪くてもすこし抜け出すんだなと感じた。ウォーミングアップはすこし長めにじっくりとラン。スピードが上がらないのを感じていたがここまできて焦っても仕方がない。とにかく水温が低くないと言われていてもお台場は寒いのでそれを超える熱量まで身体をあたためる。
スイムウェア(練習用水着)に着替え、入水。すこし寒いが、泳いで行くと慣れてきた。水を掴む、ラクに泳ぎ進む感覚をチェック。ビーチスタートの浅瀬部分も確認を終え、oSUITに着替える。←股パッドを外しているため、Speed社製のインナー着用。
スタート~スイム
グリッドはレースナンバーのまま右から埋まり22番目。思い切って左端からスタートすることも考えたが、大一番でそこまでする自信がなかった。(ここは他の連戦時などで試していきたい) スタートから右のスイムの得意な集団が抜け出しそれの後ろにつく。ファーストブイはおそらく23~25番手。バトルもなく、最もブイ寄りを通過。セカンドブイを超えたところで まえの3人が牽制、中切れ。ここでそれが見えていたものの、前をキャッチする泳力がなかった。ここから第二集団の先頭を泳ぐことになる。ここで泳いでいる場合ではないのと、2周目のファーストブイで前の集団のペースが落ちると予測して自らプッシュ。(今まで前に人が居ず自らプッシュする機会はほぼほぼなかった)が、プッシュ以上にペースダウンがなく、ブイを超えても追いつけなかった。どんどんと離れる集団。最終的に1分程度も差がつく。テクニック云々ではなく泳力の無さが滲み出た。
T1~バイク
T1で思った以上に残っているバイクが多かった。(特に22番前後もしくは22番以内のバイク)とはいえ狙っているのはその辺りではないので前を追う。今回1番のミスはここで、後方からW杯にも出場する選手が抜いてきたにも関わらず、集団は追うものと思い待機していたら逃してしまった。どんどん離れる背中。(本人に後で聞くと、中盤でもう一つ前の集団に追いついたとのことだった) バイク集団は比較的多く、10人強。ここで全員に前を追う協調性をネゴシエートする力がなく、思うようにペースが上がらない。ひとりで抜けられるパワーが欲しいと思った。ここの位置ではランに備える云々ではない。
コーナーは雨の影響もあり、出来る限り先頭~数人目で入る。みんなが休まってしまう程度のペースになっていった。これでは走られてしまうのは目に見えている。ここの攻略もしていかなければならない。
T2~ラン
T2は3番手で入る。シューズを集団でも1番初めに脱ぎ、他の選手が脱いでいる間にすり抜けていく方法。トランジッションも比較的うまくできた。走り出し、毎レースでほぼ全力にあげる選手もいるが、一定できれいにタイムを合わせたく、スロースタート。ただ、パフォーマンスの上限が低くいため、集団からはみるみる離される。身体も動くし、脚も重くないが、スピードはでない。そして後半になるにつれて、トレーニングを重ねて来れなかった脚、走り続ける体力もなかったか、と感じる。
フィニッシュ
名前の入った旗を掲げ、カウベルを鳴らし、名前を叫んでくれるチームサポーターズの方々に支えてもらったレースだったなと実感。だからこそ、今まで以上に結果に悔しさを感じた。今後も、支えてもらっている感謝に加え、見ていてワクワクするレースと“結果”をのせて伝えたいと思った。