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「トライアスロン発祥の地」として一般的に有名なのは、アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴです。そのサンディエゴでは、現在ではさまざまなスポーツイベントが一年を通して開催される、アメリカンスポーツシーンにおける人気スポットのひとつになっています。オールシーズン温暖な気候であることも、その理由のひとつなのかも知れません。

世界中のトライアスロン雑誌

アメリカのトライアスロン雑誌としてその名前が知られているのは「Triathlete Magazine」や「Lava Magazine」ですが、それらの会社拠点もサンディエゴ周辺地域です。そこを拠点に、海外、国内のレース情報、商品マーケットトレンド、また、トッププロを起用したトレーニング方法の紹介など、それぞれに独自性があって、ユニークなスタイルで情報を発進しています。

トライアスロンスポーツの世界的普及により、その情報量はアメリカ国内に止まらず、現在では、ドイツから「Triathlon Insider Coach Experte」、イギリスから「220 Triathlon」や「Triathlon Plus」、オーストラリアから「Australian Triathlete」や「Triathlon & Multisport Magazine」、南アフリカから「Triathlon Plus SA」、フランスから「Tri Mag」など、多くの国からそれぞれ違った言語やスタイルで情報を発信している時代になっています。

ウェブサイトベースへ

ですが、各国で専門誌を見かけるようになりましたが、インターネットがこれだけ浸透した現在では、殆どのトライアスロン雑誌が、その媒体を、紙面からウェブサイトに 移していく傾向があります。これは、情報拡散の速攻性が重視されるようになってきている背景を見て取ることが出来るからだと思います。その一因には、「Twitter」「Facebook」「Instagram」など、ソーシャルネットワークの普及により、情報が更に広まりやすい状況になっている現状が挙げられます。そして、このインターネットベースのトライアスロン情報ウェブサイトの先駆者と言われるのが、アメリカ発の「Slowtwitch.com」です。

この「Slowtwitch.com」は、世界で最初に「トライアスロン専用バイク」を製作したことで知られるブランド「Quitana Roo」の創立者で、その技術知能を駆使した独自の「トライアスロンバイクフィット理論・F.I.S.T」を築き上げた「巨匠Dan Empfield(ダン・エンプフィールド)」が立ち上げました。彼は、なんと、インターネットの普及も間もない1999年にサイトを立ち上げています。そして、一番の魅力は、業界初のトライアスロン専用掲示板、業界初のアイアンマン世界選手権バイクカウント実施(現在は、Lava Magazineが実施)を含む、新しい情報発信源の先駆者として、創立時は勿論、現在においても確固たる最強情報発信サイトとしての地位を確立し続けています。

TriWorldJapan.comのコラムでは...

そういったネットへの動きの一方で、情報を得る場がこれだけ氾濫したところで、英語が母国語ではない国においては、それを正確に理解すること自体が困難であるのも実情です。そこで、TriWorldJapan.comは、トライアスロンが盛んなアメリカ現地から、世界のトライアスロンマーケットを通じて、役に立つ面白い記事や、まだ国内に入ってこない新しい情報を紹介していこうと思っています。これは、トライアスロンの楽しみ方が、レースに参加するだけではなく、ひとつのビッグスポーツに触れるように、知って、感じて、楽しむスタイルへと進化する一助になれたら良いと思っています。

yuki_prof_o YUKI (ユーキ)
現住地:米国テキサス州
略歴:
2008年:米国在住中に、海外トライアスロンレースやトライアスロンマーケットの面白さに夢中になる。
2010年:トライアスロンショップ「メイストーム」でメカニックやストアマネージメントを学び始める。
2012年:日本初世界のトライアスロン情報を伝えるサイト「TriWorldJapan.com」を立ち上げる。
2013年:トライアスロンスクール「サニーフィッシュ」で、バイクとランのアシスタントコーチ担当。
2015年:トライアスロン雑誌「ルミナ」にて毎月記事を掲載し始める。現在、サニーフィッシュ新規事業部所属し、サニステコラムニストとして色々な情報を発信中。