レース報告書
2019年9月21日
寺澤光介
レース名:ITUトライアスロンアジアカップ(2019/村上)
日時:2019年9月15日
開催地:新潟県村上市
水温:26.0℃ 気温:24.0℃  天候:晴れ、風速3m/sec、東北東
距離:オリンピックディスタンス(S1500m,B40km,R10km)
スポンサー:佐藤興業株式会社
使用機材:
サングラス  ESS Crossblade
タイヤ Panaracer EVO4 前輪チューブレス RaceA 25C 空気圧:6.5bar/後輪
クリンチャーnRaceA 25C 空気圧:7bar
結果
1位 北條巧 1:44:59
2位 古谷純平 1:45:15
3位 安松青葉 1:45:18
22位 寺澤光介 1:48:09

目標:ITUポイントを獲得する。

スイム0:18:43(23)
750m×2周回。2列でフローティングスタート。浜と平行に泳ぎ往復するコース。浜を左に見て泳ぎ、第1ブイを右に折り返して、浜を右に見て帰ってくる。第2ブイを直角に曲がり一度浜に上がる。2周目は浜から第1ブイまで斜めに泳ぎ、復路は1周目と同様。1列目のIN側から40番目の位置でスタート。抜け出そうとスタートから全力で泳いだが、左から選手が2名ほど飛び出す。そのままその選手が少しINに入ってきたので後ろに付こうとするが、その選手の流れに乗ってきた選手で周りに数名選手がいる形となった。そのまま第1ブイに差し掛かる。大勢いたので無理にINを攻めず、OUT側の泳ぎやすい位置でブイを折り返す。ブイを折り返して流れに乗って泳ぐと4人横に並んで泳いでいる選手に追いつく。そこをOUTから抜く。しかし、抜くのに少し時間と体力を使ってしまい、ペースを落としてしまう。なんとか前の選手の後ろにつく。第2ブイを曲がり、集団で上がっていく。前方の選手が縦長になり所々、選手間が空いているのが浜から見える。まずはすぐ前の選手を追いかける。2人並んで泳いでいる選手に追いつく。しかし、その前の選手との距離が空いている。1周目にOUTから抜いて減速してしまったのを思い出し、まずは2人の後ろで少し落ち着かせる。その後、2人の間から一気に飛び出して、前を追いかける。自分のペースで泳ぐことができ前の選手との距離も詰まっていることがわかった。第1ブイを折り返して、そのまま追いかける。しかし徐々に距離が詰まらなくなっていく。そして、第2ブイまで100mくらいのところで後ろか
ら2人選手に抜かれて、ペースが落ちていることがわかった。抜かされた選手の流れに乗ってスイムを終える。

バイク 0:55:18(26) 1:14:01(34)
20kmを往復するコース。最初と最後にアップダウンコースが少々あるが、ほぼ平坦。200〜300m先にパックが見え、3人で追う。2kmほどで1人ちぎれて、2人で追うことになった。5km地点の登りでパックが縦長になったところになんとか追いつく。パックは10人ほどで、まだ第2パックか第3パックかわからなかっ
た。追いつくので脚を使ってしまい心肺、筋肉共に辛く、ローテーションに入ることが出来ない。まずは後ろについて落ち着かせる(2〜3分)。ローテーションに加わってすぐに後ろから15名以上のパックに吸収される。30人程のパックとなりペースが上がる。12-14kmくらいから前のパックが見えてくる。徐々
に距離を詰めて16-18kmで吸収し40人ほどの大集団となる。ここでメンバーを見て第2パックということがわかった。パック内の半分くらいの人数でローテーションをする。折り返しが近づき第1パックとすれ違い、追いつける距離にいることがわかった。20kmを過ぎて折り返してパックのペースが一気に上がる
。しかし、30km過ぎてくらいからローテーションに加わる選手が減ったり、決まらないアタックが何度かあり、パックが上手く機能しなくなる。そのまま最後のアップダウンのコースにさしかかり、コースも狭くなる。パックが横に広がる。パック内の前の方でリスクが少なく、かつ楽が出来るポジションが取る
ことができた。しかし、最後の降車前の位置取りに失敗してしまう。降車してから左側にバイク(フリー)ラックがあるのに対し、パックの真ん中くらいのOUT側の位置を取ってしまった。続々とIN側の選手がラックにバイクをかけていく中、遅れてバイクをかける。

ラン 0:34:08(24)
4km地点まで下り基調のコース→平坦4.5km地点から周回コースに入る→1周3.5kmのコースを一周→そのコースをショートカット→周回コースから外れフィニッシュゲートに向かう、という少し複雑なコース。バイク降車時の遅れでランシューズを履くのも焦ってしまう。そして、パックの後ろの方でスタート。前に
は30人程の選手がすでにいる状態で、全員ペースを上げて走る。トランジッションで遅れてしまったが、前の選手のペースについていかず、感覚的には少し抑えて走り出す。500mくらいまでは後ろの選手にも抜かされ、前の選手にも追いつかない。しかし、1km手前から選手に追いつき始める。ペースを自分で上
げている感覚はなかったのでおそらく前の選手のペースが落ちている。そこから1kmに1〜2人ずつ抜かしていく。しかし、10位台の選手に8kmで追いついた時に呼吸が上手くできなくなり、ガクッとペースが落ちる。走りも崩れる。追いついた選手も離れていき、後ろのパックから追いついてきた選手にも抜かされる。走りが崩れながらもなんとかフィニッシュし、22位という結果となった。

まとめ
スイムは1周目にOUTから抜いてしまったのが、もう少し前で上がれなかった1番の原因だと思う。1周目ということもあってそこで休んで、選手間から抜いてブリッジをかける勇気がなかった。ただ、2周目で少し休んで飛び出して泳ぎやすい感覚があり、そのメリットを初めて実感できたので今後のレースで
はそこを活かしていきたい。バイクは結果的に後ろの集団に吸収はされてしまったが、乗車してから2人で
前のパックを追いかけて、追いつけたことは意味のあることだと感じる。今後のレースで「スイムが終わりバイクのパックに入るまで」のところでいろんなシチュエーションがあると思うが、今回の追いつけたことはそれに対してのポジティブなイメージができた。位置取りに関してはレース中盤の判断としては
良かった。しかし、降車前は甘く、そこでもう少しランを良い展開に変えることができたと思う。
ランは自己ベストを更新できた。この頃、ブリックトレーニングで意識して取り組んでいたことが結果に結びついた。ストライドを出そうとせずリズムを最初に作ること、走り出しのペースコントロールし10kmトータルのタイムを意識して走ることが上手くできた。

今回、オリンピックディスタンスの国内コンチネンタルカップでは初めてポイントを獲得することができた。しかし、バイクが大集団になった事で助けられた部分はあったので、スイムでしっかり先頭パックで上がれるように課題を意識しながらトレーニングしていく。また、ランは今回の良いイメージを持ち続けていきたい。

次は9/29の茨城国体。表彰台(3位)を目指す。