レース名:第27回日本トライアスロン選手権(2021/宮崎)
日時:2021年10月23日(土)
開催地:宮崎県宮崎臨海公園および周辺特設コース
距離:スタンダードディスタンス(スイム1500m、バイク40km、ラン10km)
水温:21.5℃  気温:20.8℃  天候:晴れ、風速6m

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・佐藤興業株式会社
・SUNNY FISH
・トライアスロンプロショップHi-RIDGE
・KODA  サプリメント:レース30分前、バイク中盤、ランスタート時にENERGY GELを1本ずつ摂取(ランスタート時はカフェイン入り)。バイクボトル水500mlにELECTROLYTE  POWDERを 2本を溶かす。
・ESS(サングラス) Crossbow 

結果
1位 細田雄一 1:51:58
2位 徳山哲平 1:52:46
3位 谷口白羽 1:52:50

12位 寺澤光介 1:56:14

目標: TOP10入賞を目指す

スイム 0:17:40

750m×2周回、ビーチスタートで反時計回り。スタートして直進300m、第1ブイを90°曲がり80m直進、第2ブイを緩やかに曲がり70m直進、第3ブイを90°に曲がり残り300mは第4、5ブイを右に見ながら浜に戻ってくる。海は(特に300mの直進コースが)波のうねりが強かった。

内(左)側から17、18番目の位置からスタート。右隣の望月満帆選手が1人抜け出し、その後ろを追うようにスタートし、バトルにはならなかった。後ろには付けなかったが望月選手をターゲットにしながら泳ぐ。すぐ隣には選手がいなかったので泳ぎやすい位置ではあったが、波のうねりが強く、少しコースの外側に逸れてしまった。それでも第1ブイでは左側を泳いできたパックに入ることができた。第1ブイ後はうねりも弱くなり、前の選手の流れの恩恵も感じながら、少しずつ順位を上げていく。1周目が終わり8位。先頭が1人抜けていて、その後に自分を含むパックで2周目に入る。うねりが強い直進コースに再び入る。今度は隣に選手がいるという中で選手との接触が多くなり、順位を少し下げてしまう。第1ブイを曲がってからもう一度自分の泳ぎやリズムに戻せたが順位を上げられない。先頭はそのまま1人で抜けて、その後ろに10〜12人が比較的近い位置でスイムを終える。自分はその最後の方で上がる。浜に上がってトランジッションエリアのバイク位置までは250mほどあり、前の選手を追いかける。

バイク

5km×8周回、フラットなコース。臨海公園内からスタート。約700mはコーナーが多く、その後は直線コースを往復、コーナーが多いコースに戻り約900mで1周回。風が強く直線コースの往路が向かい風、復路が追い風。

乗車して選手5、6人が縦長の列になって、少し空いて山下陽裕選手、その後ろに自分がいた。コーナーでなかなか5、6人パックに追いつけず、直線コースに入ってからそのパックが機能し始め、向かい風になり徐々に離されていく。その後は小川颯斗選手、岩本敏選手と合流。また折り返し地点でバイク有力な阿部有希選手、小原北斗選手がすぐ後ろにいるのを確認し待つ。また、前から福島旺選手が降りてきて、2周目の時点で7人の第2パックとなった。先頭パックは6人。上手くパックが機能しなく、先頭パックから離され、7人の第3パックからも徐々に距離を詰められていく。6周目に入り、「第3パックから逃げきれない、もしくは逃げ切ってもトランジッションで同じくらいでバイクを終えて、かなり脚を使った状態でランニングに入ってしまう。」と判断して、スピードを落とす。7周目の始めに吸収されて15人前後の第2パックとなる。そこからは淡々とローテーションしてバイク終える。

ラン 0:36:05

2.5km×4周回、比較的フラットなコースだったが、折り返しや曲がる箇所が多かった。

ランスタートは同じパックで6番目にスタート(12位)。すぐに多くの選手に抜かされるが、まずは自分のリズムを作り、リズムができてもペース上げすぎないように気をつける。レース前に取り組んでいた「10kmをトータルで速く走るためのラン走りだし」を意識して順位を徐々に上げていく。2周終わって10位。しかし、そこから前腿の内側に違和感が出始めて、徐々に攣っていった。走れないほどではないが4:00/kmペースまで一度落ち、小林祐也選手に抜かされる。ラスト1周は腿の痙攣は無くなったが後ろからペースを上げてきた阿部有希選手につけず12位でフィニッシュ。

まとめ

今回は海外遠征組が多くTOP10を狙うにはチャンスなレースだったが、12位という結果となった。バイクで先頭パックに乗れていたら大きく順位を変えられたかもしれないが、その後は適切な判断ができ、最後まで自分のレースができたと感じた。また、少し苦手と感じていたオープンウォーターでスイムもタフなコンディションの中であの位置で上がれたのは自信に繋がった。その後のバイクは思うように出力ができなかったが、もしかすると波酔い(三半規管)の影響かもしれないのでそれについても考えていきたい。ランはトレーニングで取り組んできたことがそのまま再現できた。腿の痙攣はペース配分よりも走り方の問題だと感じるのでランニングエコノミー改善を引き続き取り組んでいきたい。

今回のレースを終えて、今シーズン取り組んできたことは間違いではなかったと感じた。ただ、レースが少ない中やはり「レース感」として忘れてしまっている部分もあった。また、他の選手も強くなっているのを感じたのと、「バイク力」がキーであると感じた。今シーズン積んできたボリュームを生かしながら、来年に向けてさらに1ステップ、2ステップ先まで強化していきたい。