3大原理を取り入れてトレーニング効率UP!「過負荷の原理」
皆さんは普段のトレーニングで、どのようなことを意識してトレーニングに励んでいますか?

日々、トレーニングに励んでいる人の中にはトレーニング量に対して、なかなかパフォーマンスが向上せず悩んでいる人ケガに悩まされている人も多いのではないでしょうか?

トレーニングとは、今まで耐えられなかった練習量負荷・強度環境などに「適応」させていく作業です。

また、パフォーマンスの向上とは、上記の作業による身体的・精神的適応積み重ねの結果とも言えます。

これらの適応をより効果的・効率的に行うためには3つの原理5つの原則を意識してトレーニングを行っていくことがポイントです。

今回は数回に分けて、より効率的にパフォーマンスを向上させる原理・原則についてお話ししていきたいと思います。



まず第1回目は、3つの原理の1つである「過負荷(オーバーロード)の原理」についてです。


人は現在獲得している能力(筋力や有酸素能力など)以上の刺激負荷を受けると、その負荷に耐えようと能力が向上します。


過負荷の原則

過負荷(オーバーロード)の原理

つまり、パフォーマンスを向上させたいと思った場合、すでに獲得している自分の能力よりも少しきついレベルの強度(刺激)負荷でトレーンングを行わなければ、パフォーマンス向上は望めません。

これを過負荷の原理と言います。

トライアスロンなどのエンデュランススポーツでは、「スピードを上げる」「距離を伸ばす」「休息時間を減らす」などで調整することができます。

過負荷の原理はとても単純です。しかし、実際に能力を適応させていくためには、慎重に刺激や負荷の調整を行っていく必要があります。

もし、急激に負荷を高めてしまうと病気ケガ故障につながります。

このような状態になってしまうと、身体が回復するまでは、以前のような負荷でのトレーニングを再会することができません。負荷を高める場合は、細心の注意が必要です。


いかがでしたか?

今よりもパフォーマンスを向上させたい場合は、少しきついと感じる負荷でトレーニングに励んでみてください。 また、負荷を高めるときは段階を踏むことを心がけましょう。


トレーニングは、身体的適応精神的適応積み重ねていく作業です。


次回は、3大原理の「特異性の原理」についてお話したいと思います。


yanai_prof_face 柳井 賢太(やない けんた)
生年月日:1986年6月16日
出身地:神奈川県
略歴:法政大学~アヤトTS~SUNNY FISH
主な戦歴
・2012年 第18回日本トライアスロン選手権(東京港) 38位
・2014年 第20回日本トライアスロン選手権(東京港) 20位