今回のテーマは「噛む」です。ちゃんとバランスの良い食事をしていても吸収されず体から出て行ってしまったら勿体無い! 吸収力をアップする近道は、ずばりよく噛むです!!

一口で噛む回数は30回が良いとされています。しかし毎日忙しいと時間をかけて食事をすることは難しいですよね。昔と違って食べ物がやわらかいので、そんなに噛む必要性を感じないかもしれませんが、それでも噛むとメリットがいっぱいです。

ではよく噛んで食べるとどのような効果があるのでしょうか。

1)消化を助ける
噛む事により食材の表面積が広くなり、消化酵素によってさらに分解され消化しやすくなります。そうすることでスムーズに体の中へ栄養素が吸収されやすくなり、消化器官の負担を軽減します。あまり噛まずに飲み込んでいると、必要以上の消化酵素を使い消化スピードも落ちて、胃腸は疲れ吸収力も衰えてしまいます。

2)集中力アップ
噛むと脳への血流が促進され活性化します。そして脳の機能が向上して記憶力や集中力がアップします。そしてリラックス効果もあります。野球のメジャーリーグの選手がガムなどを噛んでいるのはこのためです。脳に刺激があると老化(ボケ)防止になりますよ。やわらかい物を噛んでも、ちゃんと噛めば血流はアップします。

3)ダイエットや美容効果アリ
よく噛んで食べると唾液が分泌され、唾液に含まれるアミラーゼという酵素がでんぷんを糖に分解し胃に入ります。すると血糖値が上がり胃に食べ物が入ってきた重みなどで満腹中枢が刺激され、少しの量でも満腹になります。代謝も促進されるのでダイエットにも良いということになりますね。

噛む事は顔の筋肉を使うので、小顔効果も期待出来て若々しくなり美容にも良いといえます。噛まなければなかなか満腹中枢に刺激が入らず食べ過ぎてしまったり、満足できずに後々間食してしまったりということも。顔の筋肉をあまり使わなくなると、たるみが気になる顔になるかもしれません。

4)虫歯を予防する
唾液には細菌を抑えたり、歯を溶かす酸を中和する働きがあり虫歯を予防します。また、噛む事で歯を支える骨を丈夫にします。成長期であればあごの骨を強くし、歯並びが良くなり運動能力が上がります。歯の調子が悪い方は硬い物を無理して食べずに歯と口の状態と相談して自分にあった硬さの物を食べてください。

毎日忙しく時間をかけて食事をすることが難しいのであれば、3食のうちどこか1食でも良く噛んで食べる時間を作りましょう。それも難しいなら始めの数口は30回噛むだけでも胃腸に負担をかけず、消化がスムーズになります。なかなか噛む事が出来ない人は、一口食べたら箸を置くと噛む事に集中できますよ。

私の目から見ていて思うことは、スポーツドリンクばかり飲んでいて練習している人は虫歯が多い気がします。例えばバイク練習をするとします。

給水でスポーツドリンクを飲み、補給食は簡単にとれるエネルギージェルやゼリーであまり噛まない、もしくはおにぎりなどでも噛まない→だらだら補給食を食べる→歯を磨かない→虫歯になる。思い当たる方がいるのではないでしょうか。

普段から良く噛んで唾液をしっかり出して虫歯にも気をつけましょう。芸能人は歯が命!でもありますが(古っ…)、運動するなら歯は命です!よく噛んで吸収力をアップし、健康でしっかり運動できる体を作っていきましょう。


とある日の八代飯
「タコライス」

「タコライス」

ごはんの上にレタスやトマトなどの野菜とひき肉やチーズを載せて辛味のあるトマトベースのサルサ(ソース)をかけて食べる沖縄料理です。

yashiro_prof_face 八代 純子(やしろ じゅんこ)
生年月日:1980年10月03日
出身地:神奈川県横浜市
略歴:
日本体育大学卒
2014年成績 関東選手権トライアスロン大会 6位
第18回日本ロングディスタンストライアスロン選手権 4位
ITUトライアスロンアジアカップ村上大会 15位
第20回日本トライアスロン選手権東京港大会 23位