先週から1週間、選手をともなってクラスで後援会のご挨拶をさせていただきました。貴重な会員さんの練習時間の一部をいただき、お話を聞いていただき、本当に感謝しております。ありがとうございました。私も出張があったり、選手たちもアルバイトなどがあったりと、全員が全クラスに揃ってご挨拶ができなかったのですが、とてもいい機会になったと思います。挨拶を重ねるごとに選手たちの言葉は、よどみなく、選手たち自身に馴染んでいったように感じます。実際に国体、お台場日本選手権が近づき、モチベーションも高まっていることは確かですが、こうして言葉に出すということは、想像以上の効果を発揮していますね。
選手は自分たちの状況を発信しているけれども、監督者である私はどうだろう?
ずっとSUNNY FISH の選手で在り続けた私は、今もSUNNY FISH に専従していると思われる方がたくさんいらっしゃいます。実は、そうではないのです…。20代の頃と違って、皆さんと同じように養うべき家族がいて、助けるべき家族がいる。現役選手時代から少しずつ手伝いはじめていた家業を、引退を機に本格的に手伝い出しています。そのため、サニーの業務からは随分と外れていています。サニーと家業の両立に、昨年は大いに悩んだのですが、今年に入って「サニーと家業を近づける」という目標をたてることで、悩みは随分と解消されました。5年後、10年後にはサニーと家業が合体するイメージで、仕事に取り組んでいます。選手たちが、トレーニングに邁進するのと同じく、自分自身もビジネスマンとして精進しなくては。
そのため、ほかのスクールやクラブの代表と違って「トライアスロンの現場」に居られないことが多いのです。しかし、だからこそ、5年後、10年後に力をつけたときにトライアスロン界に果たせる役割が大きいと思っています。業界が10年前と変化していないのなら、業界の中では解決できないのではないでしょうか。業界の外から俯瞰してトライアスロンを変えたい、サニーをトライアスロン企業の実業団かつ、会員さんに支えてもらえるクラブチームにしたい、そんな思いでいます。だから、今はビジネスを頑張る時期だ、そう自分を鼓舞して毎日過ごしています。
そもそも、「トライアスロンスクール」というビジネスモデルは沢山の選手を雇用できるほど大きくなり得ません。別の新しい事業を興して、選手の雇用を生み出さなくては夢の実現はないと思っています。具体的には、サニーの子会社として株式会社VENTUM ASIAを設立、アメリカのトライアスロンバイクの輸入販売を開始しました。今は日本だけでの展開ですが、名前の通り、アジア圏でのセールスを視野にしています。近い将来、この会社で選手スタッフを雇用できるように奮闘中です。
選手での挑戦は若い衆に任せて、私はビジネスで世界挑戦!頑張りますよ〜
国体・日本選手権に向けて、選手練習にもいい緊張感が出てきていた。
練習の合間をぬって、後援会の住所録の打ち込みやお手紙を書いています。
事務局が代行すれば早いのですが(笑)、遅くなっていますが、選手本人たちでやることが大事かなと思っております。