レース名:Almaty ASTC Sprint Triathlon Asia Cup
日時:2019年8月3日
開催地:カザフスタン、アルマトイ
水温:18.4℃ 気温:28.0℃ 天候:晴れ
距離:スプリントディスタンス(S750m,B20km,R5km)
スポンサー:佐藤興業株式会社
使用機材:
サングラス ESS Crossblade
タイヤ Panaracer EVO4 RaceA 25C 空気圧:7bar
結果
1位 Felix Duchampt 0:55:51
2位 Oscar Coggins 0:56:09
3位 Ognjen Stojanovic 0:56:20
15位 寺澤 光介 0:58:21
目標:ITUポイントを獲得する、世界ランキング入りする。
スイム 0:09:09
水温が低かったためウエットスーツを着用。湖でのスイムでビーチスタート。ブイが4つの五角形のコース、浜から第1ブイまでと第4ブイから浜まではそれぞれ300m。横1列の真ん中からスタートする。左隣の選手が飛び出し、その選手の後ろに付こうとするが徐々に差が開いていく。そのうちに両サイドから選手に抜かれる。右側にはほとんど選手がいなく、左側、左斜め前に選手が数名いる状況。そのまま第1ブイに到達する。第1から第4ブイまではバトルは激しくなかった。第4ブイを回り、先頭が飛び出していて、その後ろに少し空いて数名、自分はその後ろにいて流れを使える位置にいることを確認できた。しかし、周りに選手が大勢いて、その選手たちがいる波の中で上手く泳げず、体力を消費してしまい減速。次から次へと選手に抜かれる。そのまま順位を落としながらスイムを終える。前の選手とは距離が空いてるわけではなかったので追いかける。
バイク 0:29:21
L字の2.5kmのコースを往復(5km)×4周回。約1.2km平坦、L時コーナーを曲がり緩やかな上り坂を約1.2km走り、折り返す。折り返し後、緩やかな下り坂、L字カーブ、平坦で1周回。ウエットスーツを脱ぐのに手こずってしまい少し遅れる。乗車して自分が千切れ目だと気づく。前方にいる鋤崎選手に追いつき2人でローテーションし約1kmで10人以上のパックに追いつく。2.5kmの折り返し地点で30秒ほど前で2人が逃げているのを確認する。1周目は乗車後パックに追いつくので力を使いローテーションに参加できなかった。2周目に集団の中に入る。上り坂で何度かアタックをかける選手がいたため反応できるようになるべく前の位置にいるようにした。下り坂では集団自体があまり機能せず、その後の平坦で機能し始める。3周目に入り、先頭と少しずつ差が詰まっていることを確認。上り坂でまたアタックがかかりそれに反応し、そのまま先頭に出て少し長めに引く。折り返し前〜折り返し後にかけて少しずつ集団でのポジションを落としていき楽をする。4周目に入りパックのスピードが上がる。2.5km折り返し地点では先頭2人とは15秒差。最終的に5〜10秒差でバイクを終える。
ラン 0:18:20
往復2.5kmのコースを2周回。往路は上り基調、復路は下り基調。1.25km折り返し地点手前は10〜12%の坂が50mほどあった。エイドステーションは100〜200m地点と折り返し地点にあったが気温が高く水はお湯になっていた。しかし、乾燥している気候で喉が乾きやすかったため毎回もらった。スタートして内臓疲労が強く、少し気持ち悪くなる。まずはリズムを作りたかったのでストライドは大きくせず、ピッチを速くするイメージで走る。同じパックのほとんどの選手には置いていかれるが一周目はまずは自分のペースを大事にする。1kmで韓国の選手に追いつき2.5kmまでは一緒に走る。後半は内臓疲労も良くなり、ペースを上げることができたが、その韓国の選手に置いていかれる。4kmでさらにポーランドの選手に抜かれる。最後500mはスパートをかけることができたが前の選手には追いつかず、トップと2分20秒差でフィニッシュ。
まとめ
残り20秒が最低ラインというギリギリではあったが目標であるポイント獲得が達成できた。しかし、自分の理想としていたパフォーマンスを発揮することができなかった。スイムはスタートが良かったが中盤での周りに選手がいる状況で起きる波の中で泳ぐのがかなり苦手に感じた。また、そこでがむしゃらになってしまうのが今回順位を落としてしまった原因だと感じる。一度冷静になり少し休んで一気に抜け出す、追い越す、横に逃げる、前にブリッジをかけるというのが泳力的に可能だと思うので、もう少し泳ぎの引き出しを上手く使っていきたい。バイクは最初に追いつく時に脚を使ってしまい、全体的にローテーションにあまり入れず、集団スピードに貢献できなかったと感じる。また、ルワンダでのパンクがあったので、今回空気圧高めに入れた。しかし、乾燥している気候で、アスファルトも日本より少し砂が浮いている状態だったので下り坂でのトップスピードでグリップがあまり効かず滑っていた。そこはレース前の冷静な判断が足りていなかった部分だ。ランは脚が痙攣してしまうことが多い。だが、ブリックトレーニングで走りだしがストライドを無理に出そうとして力んでしまい、それが痙攣に繋がっていることが原因ではないかと感じた。それを今回のレースで大げさにストライドを短くし、ピッチを早くして走った結果、痙攣せず、また、痙攣しそうな感覚もなかったので有効的だと思う。しかし、大げさに行ったため1周目のスピードが遅すぎてしまったので、そこはもう少しストライドとピッチのバランスの確認が必要になってくる。
シーズン前半戦がこれで終了し、次のレースまで1ヶ月ほど期間がある。合宿や強化期間でもう一度ベースの立て直しやもう一段階成長して、アジアカップ村上、国体、日本選手権に挑みたい。