レース名:第31回東京都トライアスロン選手権 

日時:2020年10月4日

開催地:神奈川県川崎港東扇島内特設コース 

気温:24.2℃  水温:24.9   天候:晴れ  風速:1m/s 

距離:スプリントディスタンス(スイム750m、バイク20km、ラン5km)

 

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  • KODA(補給食サプリメント) エナジージェルワイルドベリー味×1、エレクトロライトパウダーカシス味×1
  • ESS(サングラス) Crossbow
  • Panaracer(タイヤ)  EVO4 前輪 RaceA 25C 空気圧:6.0bar/後輪 RaceA 25C 空気圧:6.5bar

 

結果

1位 北條巧 0:53:07

2位 古谷純平 0:53:17

3位 甲斐瑠夏 0:54:11

8位 寺澤光介  0:54:49

 

今大会は関東トライアスロン選手権と合同で行われた(東京都選手権14名、関東選手権23名)ため、レポートには関東選手権の選手の記載あり。※で記載。

 

目標: 日本選手権出場権獲得。未獲得者の中から東京都で3名獲得できる。

 

スイム0:08:56

375m×2周回。浜からスタート。2つのブイを反時計回りに回る逆三角形のコース。第1ブイまで150m、第1ブイ〜第2ブイまで105m、第2ブイ〜浜まで120m。横1列の中心よりも左側からスタート。両サイドから選手が飛び出しているのが見えたが進路は変えず、まずはまっすぐにブイを目指す。途中で第1ブイでバトルになることが予想できたので、選手の後ろにつきペースを少し落として第1ブイに備える。しかし、第1ブイで結局バトルになり沈められてしまい、順位を一気に落とす。浮き上がってからはすぐ前の選手を追う。第1ブイの直後は少し焦りがあったが、第2ブイに着く前には集団の中でもしっかり周りが見えるようになる。そして、第2ブイでは外側にスペースを見つけて、少し大回りでブイを周り、前にいた選手を使って順位を上げていく。1周目が終わり、浜に上がり自分の位置を再確認。2、3人逃げていて、少し差が開いて数名のパック、そのすぐ後ろに自分。第1ブイまでに1人抜かす。その後は小林選手(学連)、甲斐選手(日本体育大学/アリーディ)とぶつかりながら泳いでしまい、なかなかそこから抜け出せず、順位も伸びずにスイム終了。

 

バイク0:27:03

往復5kmのコースを4周回。コーナーや折り返しUターンはあるがほぼ直線で平坦なコース。風も強くなかった。

ゼッケンベルトをウエアの腿にしまっていたので、トランジッションエリアまでにゼッケンベルトをつけて少し時間を短縮。乗車して前の5人ほどの(浅海選手のいる)パックには乗れず、2kmくらいでできた9人のパックで前のパックを追う。比較的機能していて前のパックと差が縮んでいるのがわかった。2周目に入り1km過ぎて5人パックに追いつき14人になる。先頭は北條選手(博慈会)が逃げていたが、古谷選手(三井住友海上)が追いついて2人。その後ろに自分達の14人のパック。後ろは少数パックで徐々に離れていく。同じパックで日本選手権未獲得者は甲斐選手、椿選手(三井住友海上)、富内選手(アリーディ/トライアクティブ)。先頭2人は権利を持っていて、後ろのパックは追いつけない位置だった。なので、自分含め4人での勝負となる。タイミングが悪くローテーションに加われないときは加わらず、コーナーと折り返しではできるだけ前の位置をとる。先頭で折り返しに入ったときは無駄に減速して一気に立ち上がりでペースを上げる。テクニックのある選手も活かしながら楽をする。3人に脚を使わせることを考えながら走る。4周目に入り、立ち上がりで自分含め5人が集団から飛び出る。そのまま逃げようとするが上手く機能しなく、1.5km過ぎで元の集団に戻り、そのまま最後まで走る。最後は位置取りを失敗してしまって後方で降車する。

 

ラン0:16:59

往復1kmを5周回。ほぼ平坦だが芝のコースもある。バイクの降車の順位でランもスタート。最初からペースを上げて走る選手がいる中で、自分よりもランの持ちタイムが速い選手についていくと潰れてしまうので、自分のペースで5kmを走り、トータルで速いタイムで走る戦略でいく。500mまで椿選手と走るが、ペースが上がり徐々に離れていく。そのまま2周(2km)までは10〜15秒先にいる5名(椿選手、富内選手含む)をターゲットにしながら走る。3周目に入り落ちてきた※岩瀬選手(山梨大学/チームケンズ山梨)、※鋤崎選手(さわかみホールディングス)に追いつく。10秒前に富内選手、その5〜10秒前に椿選手。岩瀬選手、鋤崎選手が2人でペースの上げ下げしているのを後ろについて上手く使いながら、富内選手との距離を縮めていく。ラスト周回に富内選手に追いつく。ペースをあげて抜くが後ろに付かれる。富内選手のラストスパートに備えるが、そのスパートに全くついていけず5秒差で負ける。

 

まとめ

日本選手権予選は東京都4枠目となり、出場権を獲得できなかった。敗因はバイクやランでの戦略不足やミスで、結局持ちタイム通りの実力差になってしまったこと。バイクでは「3人」の脚を削ることを意識し過ぎてしまった。そうではなく、後ろのパックに追いつかないとわかった時点で「誰か1人」を削るだけでよかった。そこに気づいていれば他にパック内ですること、できることがあった。また、最後のランでのスパートも、富内選手の前に出て「かけられる側」ではなく、富内選手の後ろについて「かける側」になるべきだった。

良かった点としては、スイムで以前よりも少し周りを見れるようになったこと。そこをもう少し活かして、ブイに差し掛かる前の泳ぎを調整しながら、ブイを回るときはトップスピードで入りバトルにも潰されないように抜けるようにしていきたい。バイクはテクニックが上がっているように感じたのでさらにそこを上げていく。ランは自分のペースでいく戦略は良かったと感じる。富内選手に追いついた時にはもうペースを上げられない状態だったので自分の5km走れる最大ペースで走ることができていた。同時に他の選手とは差が開いてしまったので、まだまだランは1番の課題であるためフィットネス強化が必要になる。

今年日本選手権には出場できなくなったため、今週末のアジアカップ大阪城(スーパースプリント)が最終戦となる。今回のレースでの失敗やテクニックを活かして表彰台を狙う。