ご報告が遅れましたが、4月18日(日)にトライアスロンセーフティサミットに講師としてSUNNY FISH 代表の平松と柳井コーチが参加いたしました。このトライアスロンセーフティサミットとは、昨今のバイクシーンにおける事故を減らすべく、有志の勉強会トライアスロンサミットが主催したセミナーです。SUNNY FISH だけでなくアスロニア、NAS、ベルマーレといったトライアスロンスクールとメイストーム、フリートといったトライアスロンショップとの合同セミナーとなります。当日は、多くのサニーメンバーさんに加え、旧金町サニーのメンバーさんにもお会いでき、よき一日となりました。

近年トライアスロン人口が増え、大会も初心者のハードルを下げて開催する流れがある中で、大会でのバイク事故が目立ちます。また、バイク練習中の事故報告も多くみられます。インドアバイクの普及で実走機会が減ったことや、自転車のネット購入などが進み、ショップを通じての自転車指導が行き渡らなくなっている現実があります。何よりスクールとしては、実走での指導が難しく実施できていない現状があり、歯痒く感じておりました。縁があって、昨年よりサイクルセーフティを提唱するスマートコーチングの安藤代表のセミナーに参加させていただき、その必要性を強く感じて、今回のトライアスロンセーフティの開催に至りました。自動車教習所を貸し切ってのバイクセミナーということで、まさに公道と同じ条件で、かつ車両がいない安全な状況でセミナーをすることができました。この場を借りて、スマートコーチング安藤代表、守谷自動車学校、トライアスロンサミットのメンバー、そして参加してくださった参加者の皆様に御礼申し上げます。

このセミナー趣旨に賛同してくださった参加者の皆様は安全に対する意識も高く、このセミナーで得たことを各クラブやサークル、チームに還元してくださるものと思っております。

さて、参加していただいた駒沢会員の岩崎かな子さんから、レポートもいただきましたので、掲載させていただきます。岩崎さん、ありがとうございました!

****トライアスロンセーフティに参加して****

トライアスロンを始めて気がつけばもう7年。
始めたころは初心者講習会やフレッシュマンズキャンプなどに参加していましたが、年数を重ねるうちに技術講習よりもレースのための合宿に参加するようになり、技術面の練習をする機会がほとんど無くなってしまいました。

練習中の公道やレースでの落車を経験し、バイクに乗ることが怖くなってしまい、今回のトライアスロンセーフティサミットの参加を決めました。

セーフティサミットではまず落車事故に遭遇した場合の行動、怪我人の搬送など、実際にシミュレーションをしながら体を使って体験しました。机上の講習に加えて屋外でグループを作って実演したことにより、落車事故に万が一遭遇しても慌てることなく適切かつ安全に救護ができると実感しました。

落車をしないための技術講習ではBBに乗る練習から始まり、片手でボトル受け取りや、8の字走行などを練習。その後グループで集団走をして自分の弱点を指摘してもらいました。最後は今までのおさらいでデュアスロン。

あっという間の一日でしたが今後の集団走やレースのコーナリング技術が上昇したと思います。 日頃のトレーニングに加えて、もしもの時に対応できる準備をしておく事も、安心してトライアスロンを続けていくために大切です。バイクに乗る方は、落車事故対応の講習会の受講を強くお勧めします。

岩崎かな子