日本選手権(2021.10.23)
距離:ショート
天候:晴れ
気温:22度
順位:21位
昨年の日本選手権からの一年間、コロナ禍もあり、海外レースは無く、ただただ日本選手権のためにトレーニングに打ち込んだ期間でした。集中できる環境、ご支援、応援をくださり、ありがとうございました。
総評
昨年の大会から1年かけてTop10を狙うために、チーム一丸となって、やることをやって挑んだレース。T2時点でTop10ではなく、Top6だって狙える位置で上がったが、順位を落としてしまうレースとなった。
スイム
ファーストブイまでの300mは上手く1stパックの最後尾につけたものの、前方の選手がブイから伸びる紐に絡まり停止。そこで大きな差ができてしまった。そこからはその選手と連なり並ぶように泳ぎ、第3集団でアップ。1周回を終えた時点で先頭と50秒、スイムアップの時点で90秒差があることがわかった。
T1
ここの区間は速度を上げることを事前に決めていたので、とにかく前を追う。結果、第3集団の先頭でバイクに乗り、集団形成を待ちつつ、第2集団との差を詰めるようにプッシュすることに。
バイク NP246w、Max983w
直線区間が従来の日本選手権よりも長いため、地脚も必要になり、引ける選手引けない選手の、集団内での力の差が出てくる。前の集団との差が周回を重ねる毎に縮まるため、ペースをプッシュする。結果的に、これまでのレースで最もパワーの高いレースとなってしまった。
下記、ラップごとのNPと最大wになるが、細かくみていくと40kmの中で630w(体重の10倍)を超えて出力した回数は35回ほど。約1分40秒に1度、10倍出力を繰り返す形になった。このゾーンを終えてから走る、もしくはもっとエコな走りを選択しなければならなかった。
Lap1
NP246w Max891w
Lap2
NP243w Max885w
Lap3、4
NP252w Max983w
Lap5
NP246w Max945w
Lap6、7、8
NP240w Max958w
T2
シューズをもスムーズに履くことができなかった。この時点で身体は疲労でいっぱいだったんだと思う。
ラン
出だし400mは80秒程度。特段速い訳でもないが、脚はしっかりと惹きつけることも、リズムもうまく取れずだった。そこからはこれといった展開を起こすことができずにフィニッシュ。バイクから走る(ブリック)に対し、克服をしてきたものの、ここまでのバイクの疲労感を持って走り出すゾーンへの適応ができていなかった。
失速したランの最中、他の選手がいかに強いかをズキズキと感じる時間でした。応援をいただき、背中を押していただいた今回のレースでした。競技人生で、これほどまでに一本のレースに賭けたことはなかったと感じています。一本で人生を変えたい、と挑んだレースでした。そこには「悔しさ」に似た「後悔」はありません。競技者を生業としている者の大切な心構えなんだと感じました。結果が出せなかった曇った気持ちを吹っ切り、また思い切った気持ちでトレーニングに臨みたいと思いました。また大きなステップに向けて頑張ります。応援、ご支援、ありがとうございました。