レース名:第27回関東ブロック選手権
日時:2022年7月3日(日)
開催地:日産自動車 追浜工場
水温:24.8℃ 気温:35℃
天候:晴れのち曇り、風速 3.0m
距離:オリンピック・ディスタンス(S-1500m, B-40km, R-10km)
目標:国体出場権獲得・優勝?
結果:優勝
〈Swim 0:18:07〉
レースNo.2。左側のグリッドを選択する。フローティングスタート方式。第1ブイまで250m、L字のコースを2周回。前回レースと同様にスタートから勢い良く腕を回し、すぐに抜け出したのがわかる。第一ブイを先頭で回った。今回は最初からしっかりペースアップして、後続を離しにかかる。パートナーアスリートの出口選手が後ろを泳いでいることに気がつき、改めて「スイム力のある選手だなぁ」などと考えながら淡々と泳ぐ。海特有のうねりに逆らうことなく、スムーズに泳げた。結果、2人で逃げる形になり、今回は後ろを待たずにそのままペースを崩さずに1500mを全て引き切った。
〈T1 〉
T1は少し長い。スイムから上がって、後ろ4人の集団と約20秒の差。出口選手と「逃げようか?」と言葉を交わしながら、トランジへ移っていく。
〈Bike 1:02:53〉
初めに左右に少しコーナーがあるが、NISSANのテストコースに入ると1周3.7kmを10周回の基本的にフラットなコース。
スイムでの差が思った以上に開いており、出口選手と2人でテストコース内に入る。はるか後ろに4人の集団が見えたため、2人で1分ずつ交代して前を引きながら後ろの様子を伺う。2周過ぎても追いついてこない…。
「後ろは機能してない?」
「よし、じゃあ逃げよう!」
ここで2人逃げを心に決めスイッチを入れる。約1分ずつの交代を繰り返し少しずつお互いの脚が削れているのを確認しながら、バイクを漕ぎ進める。差が少し開いている気がする。が、しかし、7/10周目に急激に後ろの集団との差が縮まる。第3集団が第2集団に追いつき、ペースが一気に上がったらしい。残り2.5周で呆気なく、追いつかれしまった。ただ、追いついた7人の集団は牽制。痺れを切らして、出口選手が逃げを仕掛ける。集団は逃げを容認して、差が開いていく。そこで私は「そんなことさせるか」とDHポジションで追いかけることに。それが集団を引き連れることになり、最終的にもとの集団に戻ったところで、バイクフィッシュ。
〈T2〉
2、3番目に入ったことで、少し気持ちに余裕をもてた。シューズを履くのには概ね成功して、トランジを2位で抜ける。
〈Run 0:34:14〉
スタートは落ちついていつも通りのスピード感で走り出すつもりだったが、前にトランジを1位で抜けた亀山選手を意識して少し速く走ってしまった。後ろからかなりのスピードで追いかけてくる外山選手に追い抜かれ、後ろにつくことを選択。1km手前でペースが落ち着きそうであったため前回同様、前にでてペースアップ。外山選手が反応してきた。そのペースのまま、前を引く。距離を重ねるごとに後ろから聞こえる息切れが離れていっていることに気がつく。「よし、いける。」そう思い、走り続ける。孤独との戦いは、沿道の応援でかなりチカラになった。特に4周目でキツくなり、ペースが落ちてきているところで粘ることができた。そのまましっかりと走りきれ、2位との差を1分20秒つけてフィッシュ。
〜全体を通して〜
前回の東京都選手権よりもさらに積極的なレースができた。スイムのトップ。バイクの2人逃げ。ランでの独走。攻めて攻めて攻めて勝ち取った優勝はとても嬉しい。今までにない経験ができ、次のレースに繋がる内容であった。そして、大学時代から練習パートナーとして一緒にトレーニングを積んできた出口選手と2人逃げをしてお互いに良いレースができたことはとても喜ばしい。
シーズン前半戦を良いカタチで締めくくれたので、後半戦もさらなる飛躍をとげたい。