今回の関東選手権にて小林祐也選手と一緒にスイムから積極的に逃げたパートナーアスリートの出口選手からもレポートをいただきましたので、こちらに掲載させていただきます。出口選手は日本大学在学中には、駒沢朝スイムのコーチにも入ってもらい、今は宮前平サニー、駒沢サニーの朝スイムと選手練習に参加しています。卒業後もコツコツと実力を伸ばしてきている選手で、目標だった国体代表を獲得でき、とても嬉しいです。今後も、選手同様に応援のほどよろしくお願い申し上げます。

関東選手権レポート(出口陽也)

スイム
スタート位置は呼ばれるのが後ろで選べなかったのでど真ん中からスタート スタートの合図と同時に抜け出しはうまくいき、ファーストブイのときにはゆーや(脚注:小林祐也選手)の真後ろの2番手につける ゆーやが攻めていっているのが分かったので、1周目は後ろについてゆっくり泳ぐ。 1周目の後半後ろとの差を確認し、逃げられそうな差だったので、2周目ペースが落ち着きそうなところをうまくゆーやのことを煽り、ペースを落とすことなく、スイムアップは2位で終える。体力にはかなり余裕があり、この時点で後ろとは15〜20秒差と伝えられる。

バイク
乗り出しで2人で逃げようと声をかけ、1周目からガンガン踏む。 しかし、ゆーやが行く気がなく、2周目まで上手くペースが上がらない。 後ろの4人が機能していなく、ゆーやもようやく逃げられると思ったのかここでペースが上がる。
お互い気の知れた仲ということもありうまくコミュニケーションを取りながら2人でバイクを回す。8周目まで2人で逃げるが、本木、中川、竜馬さんの3人が後ろのパックで合流した瞬間ペースが急激に上がり吸収される。
しかし、吸収された瞬間日本選手権かかっているメンバーが牽制をし、かなりペースが落ちる。 このままでは自分の国体出場も危ないと思い、1人で抜け出すことを決断。 9周目の1周を1人で逃げるが、後ろの集団で自分の1人逃げを決めさせたくないゆーやが、全員を引き連れて追いついてくる。 自分もそこからもう一回上げる足も残っていなかったので、そのまま8人の集団のままバイクを終了する。

ラン
バイク終わりで足がパンパンでふらふらの状態だったため大幅にトランジで遅れてしまう。 走り出しもかなりきつかったため、東京都のときよりもゆっくりとしたペースで入る。 山Pさん、竜馬さん、中川を抜き、小川とずっと同じ差をキープして走ることを意識。 7km手前で1回元気になったのでそこからペースを上げ亀山くんを捉える。 総合3位を狙っていたため、小川に追いつこうと差を詰めるが、自分も限界だったこともあり、後少しの差が埋まらない。 ラスト1キロでかなり走れていた佐山さんに抜かれ、関東選手権4位、神奈川県選手権優勝でフィニッシュ

総評
今回はとしきさんが怪我で欠場と聞いた瞬間に、積極的なレースをしようと決めていたのでそれを実行できてよかったです。OWSの調子はかなり良く、ゆーやの泳速にも余裕を持ってつけたのが自信になりました。 バイクでかなり踏んだため、10k走り切れるか不安でしたが、結果としてかなり走れました。コツコツ今年やってきたことが実を結び出したのが良かったです。 ここはあくまでも通過点ですので、さらに上の舞台で戦うためにまずは認定記録会を頑張ります。