株式会社 アキボウ
武田英明 様
いつもお世話になっております。
SUNNY FISHの柳井賢太です。
6月9日(日)に出場した
神奈川県選手権の無事に国体の権利を獲得することができました。
本当にありがとうございます。
レース報告書をお送りさせていただきます。
ご確認いただければ幸いです。
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大会名:第33回 NISSAN CUP 神奈川トライアスロン大会 選手権の部
開催日:2019年6月9日(日)
開催地:神奈川県横須賀市浦郷沖水域及び夏島町「日産自動車追浜工場」内特設コース
天 候:曇り時々雨
競技距離:Swim 1.5km Bike 40km Run 10km (ドラフティング可)
使用機材:
スイムゴーグル:SWANS SRX-N CLA
ハンドル:PROFILE DESIGHN CANTA SS Dropbar 400mm
ステム:PROFILE DESIGHN LEGRA 100mm
DHバー:PROFILE DESIGHN ZBS DL
ボトルゲージ:PROFILE DESIGHN Strada Karbon Kage
ヘルメット:LAS GALAXY ホワイトシルバー
サングラス:ESS CROSSBLADE ブルー
ランニングシューズ:Asics SORTIE MAGICRISE
レース後:ATHLETE JOYNT
大会結果
優勝 浅海 健太 2:01:21
2位 石関 玲於 2:02:25
3位 柳井 賢太 2:03:12
大会目標・目的
今年の神奈川県選手権も国体の予選会ということで、昨年と同じく選手のレベルは高くなっています。関東選手権では結果につながるレースをすることができませんでした。関東選手権で痛めてしまった左脚の不安はありますが、ここ最近のトレーニングでも、全体のパフォーマンスが上がってきている感覚はあります。国体選手に選ばれるのは2名。候補選手としては、石関選手・榊原選手・井上選手、自分は実力的に4番手といったところ(今回優勝した浅海選手は、今年の国体出場資格がなかったため除外しますが、レース展開に大きく影響する選手)にあります。ランまで勝負が縺れれば、国体の権利獲得はかなり厳しい状況です。自分から積極的にレースを動かして、国体の権利獲得を目指します。
スイム 19:50 (3位)
スイムは750mを2周回。L字のコースを反時計回り。フローティングスタートとなります。風も強かったため波がかなり高く、ブイも見えづらい状況でコンディションは良いとは言えます。関東選手権のように一瞬の反応が勝負を分けるので集中力を高めてスタートを待ちます。急遽、スイムチェックがなくなり、スタート5分前に入水してそのままスタートすることを告げられます。今回は、スイムアップはそこまでせずに陸上チューブでしっかりアップを行っていたおかげで、そこまで不安を感じることはありませんでした。いざ入水して水の感覚だけ確認してから整列します。有力選手は左側を選択していましたが、自分は右側を選択。左脚を使うのは1週間ぶりだったので、1つは落ち着いてスタートしたかったこと、もう1つは普段から左呼吸のため、選手の状況を確認しながら泳ぎたかったこともあり、右側を選択しました。スタートではバトルもなく、すぐに自分のペースで泳いでいけます。脚の状態も悪くなさそうです。それでも後半まで保たせるためにキックは極力打たないように泳ぎます。150mほど進むと左側からスタートした榊原選手が頭一つ飛び出していくように見えます。それを追っているのは石関選手でしょうか。右側の集団はチームメイトの井上選手が引っ張っていく展開になりました。第1ブイは、榊原選手・井上選手・石関選手、自分の順番で入っていき集団が落ち着きます。榊原選手がやや先行して、それを井上選手が追っている状況です。身体1つ分ほど空いて石関選手が追っていきます。そこからは大きな展開はありませんが、前2人がジリジリと先行しているように見えます。波の影響で石関選手が泳ぎづらそうです。前2人のギャップも気になりましたが、バイク序盤で追いつける自信はあったので、今は無駄なエネルギーロスをしないように落ちつて泳ぐことに専念します。大きなスピード変化がなかったとはいえ、関東選手権のときのような腕・心拍のキツさはなく、淡々と泳げていたことを考えると終始落ち着けていたのと、チューブでのアップが良かったのだと思います。スイムアップのハシゴで前を泳いでいた石関選手を抜き、3番手でスイムを終えてトランジッションへ向かいます。
バイク 1:07:49 (2位) スプリット 1:27:39 (1位)
榊原選手は20秒ほど先行。井上選手はトランジッションで回収し、後ろからきたチームメイトの浅海選手・石関選手・岸本選手の5名の集団で榊原選手を追う展開でバイクをスタートします。バイクは約6.6kmのコースを6周回。工場内はコーナーも多くテクニカルなため、大きな集団よりも小さな集団の方がスピードを出しやすいコースになっています。まずは呼吸と身体をバイクのペースに切り替えることに専念。1周目の工場内に戻ってくるところで一度集団に探りを入れるためにアタック。思っていた以上に集団から飛び出すことができ、榊原選手とのギャップを埋めることができたので、そのまま2人で行こうと交渉し、2周目の数キロは2人でローテーション。ここは後ろを引き離すために全力で引くのではなく、敢えて後ろが追いつけそうなペースで走っていきます。そうすれば、きっと浅海選手は一人でもドッキングしてくると信じて走っていきます。もしも追いついて来なければ、そのまま2人で逃げてアドバンテージを稼ぐだけです。サーキットの途中で、後ろから浅海選手と石関選手がドッキング。石関選手が着いてきてしまったのは想定の範囲内とはいえ、ここで切り離して来られていればまた展開は変わっていたかもしれません。そこからは4人でローテーション。集団が落ち着きそうになったので、3周目の工場内に入る手前で浅海選手と同調してアタック。そのまま後続2人と10秒ほどの差が空き、逃げを容認されます。自分としては1秒でも多くランスタートまでにアドバンテージがほしかったところですが、ランで足がなくなるほど全開で走るわけにはいかなかったので、浅海選手と協調してテンポ走レベルで走っていきます。1周で20秒ほど後続と差を広げられているように見えたので、このまま行けばランスタート前までに1分差はできるだろうと思い、落ち着いて進めます。普段から一緒にトレーニングをしている浅海選手と走れたことで、工場内でのポジション取りやブレーキング、ライン取りなどストレスをほとんど感じることなく、走りに集中することができました。最終的に第2集団に約1分40秒の差をつけてバイクを終えます。
ラン 35:33 (5位)
ランは3.3kmを3周回。バイクからランへのトランジッションもスムーズに行え、トップでランをスタート。前半から積極的にペースを上げようとします。しかし、1kmを通過したところでさすがにオーバーペースだと感じ、リズムを整えることに専念します。1.5km付近で後ろにいた浅海選手にパスされ2番手に。一番遠い折り返し部分で後続との差を確認すると予断を許さない差です。焦る気持ちが先行しそうになりますが、走りのリズムだけに集中します。今までは脚が先にきつくなっていましたが、今回は心拍数と脚の疲労感が一致しているので、やや余力を残してリラックスして走れるペースで進めていきます。2周目の中盤で石関選手にパスされ、3番手に。国体の権利ギリギリのラインになってしまい、もう後がありません。脚の痛みは、まだ大丈夫そうです。後ろから追ってくる榊原選手にはジリジリと差を詰められていますが、気を抜かなければ逃げ切れる差です。3周目の最後の折り返しを過ぎてからは気持ちで走り、そのまま3位でフィニッシュすることができました。
まとめ
今回3位でのフィニッシュでしたがロールダウンにより、目標としていた国体の権利を獲得することができました。今回ほどチームメイトや応援してくれる人たちに救われたと思うレースはありません。本当にありがとうございました。国体という最高の舞台を与えてもらえたからには、感謝の気持ちを忘れずに最高のパフォーマンスを見せられるよう、残り3ヶ月を全身全霊で準備していきます。引き続き、応援いただければ嬉しいです。どうぞ、よろしくお願いいたします。