カザフスタン大会レースレポート
結果19位
スイムアップ22位
ランラップ 11位
総評
スイムで出遅れなかったレースが続き、今回もそれができたのは能力向上を感じた。トランジット〜バイク乗り出しでの前の選手に詰まり、抜けなかったその一瞬で大集団に乗れず。ランはルワンダ大会後の調子の悪さからすれば“マシ”だが、単体ランとの差はトレーニング次第でまだまだ埋められる。
7時10分
起床後、シャワーを浴びて身体を暖める。朝食はホテル内食堂ででパンとコーヒーを一杯飲む。食べ終えてからは部屋で動画を観ながらゆっくり消化を待つ。
9時00分
ホテルから外にランアップ。気温が高いことが前日の時点でわかっているので、短めにぎゅっと済ませるウォーミングアップ。20分程度のビルドアップ。
9時30分
ホテルから会場まで2km程度をバイクで移動。到着後はアスリートラウンジに入る。ラウンジは大型テントで、中にはフリードリンクの冷蔵庫、冷房が完備され、快適。
10時00分
トランジットオープン。そのままウェットスーツを着用し、スイムウォームアップ。前日に既に一周し、ブイの角度は覚えているので、とにかく泳ぐことに専念。
10時45分
整列。コール順にスタートグリッドを選ぶ。左から詰まっていき、自分は左から20番。明らかにブイが左にあったため、そこをチョイス。
スタート
山水のダムで水温は低くウェットスーツ着用レースになった。淡水。ファーストブイまで約300m。4つのブイを左周り。
スタート。ビーチスタートで、隣の選手が右往左往、左右のどちらの集団につこうか悩んでいるところに妨害にあってしまう。とはいえ、そこで抜け出そうとは思っていないので、ゆったり速く泳ぐことを意識。
第2ブイ以降
第一ブイを周るころには集団の右に位置していた。にも関わらずセカンドブイは集団の左側にいた。自分がまっすぐ進んでそれだったのか、集団が全体的に流されていたかはわからない。最後のブイを周って以降、集団は幅のある2列になり、その大集団の最後尾。ペースのアップダウンを把握しながらも、キツさが勝り、前方確認も二つ前がやっと。ルワンダ大会とは違い、がむしゃらな泳ぎで心肺的なきつさを感じていた。
スイムアップーバイクマウント
ビーチランで前方に大集団、そして日本人を発見。今回出場している日本人選手は圧倒的にスイム力があるので背中が見える位置でも万々歳。ウェットスーツを脱ぎ、バイクを走らせるも、前のカザフスタン人選手を抜けず手こずってしまい、マウントラインで差ができてしまった。この一瞬が今回の勝敗のポイントになったと思う。
バイク
L字型の比較的平坦なコースでLの一片は5%程度の登り。帰りは下り。
乗り出しで大集団に置いていかれ、小さな集団に阻まれたところ。更に後ろの集団に飲まれ、7名。前を追う協調体制はゼロ、NPを見てもわかる「踏んでいない」時間だった。特に動くこともできず、集団から離される、バイクが終るのを待つのみだった。
T2ーラン
行きは平坦〜ラスト50mを12%の坂。帰りは12%駆け上がった分を片道かけて下っていくコース。
疲労感も、心肺的疲労もなく、冷静にシューズを履き、ラン。すれ違う大集団との差を確認、ポイント圏外なのは把握。ここからはバイク後のランをうまく走る方法を探ることに徹した。
入りの感覚としてはルワンダ大会の90%程度の努力量。そこから登る50mが少しキツく、折り返してからの下り400mくらいをペースダウン。下りで努力量も少なかったためか生き返り、ペースを上げることができた。そこからラストまではペースを維持したまま走りきることができた。これを大集団からのスタートでできていれば7位だったので惜しい。が、逆にあのレベルの選手が揃う中で戦える可能性を残せたとポジティブに捉えていきたい。