東京都国体強化選手二次合宿

期間:2020年9月12日〜22日

場所:長野県下高井郡山ノ内町志賀高原(標高1600m)

 

総評

前回よりもかなり早い順応、そして生活満足度も高いものができた。トライアスロンを体いっぱいに楽しむこと、データに対して素直に受け入れ、改善をしていく作業を繰り返すことができた。

 

初日〜中盤戦

前回から比べれば圧倒的な順応速度になったと思う。ただ居るだけの速度以上に、普段の呼吸から、ストレッチでのリラックスまで、一つ一つを慣らしに費やす心持ちもあった。普段の生活では仕事をしながらになり、強制的にトライアスロンから離れる時間があったが、合宿では全ての行動がトライスロンのため。ある意味ストレスのかかるところだが、ゾーンに入ってしまえば流れは良い。前回は前半日程では特に眠気を感じていた。今回はコーヒー粉を持参し、タイミングを調整しながらカフェインを入れてみようと思った。昼寝前に飲んで、起きるころに効かせるようにした。眠気が勝ちそうで、期待しているほどではなかったが、モチベーションが引っ張られてしまうほどではなくなったのは大きい。それもあり、身体をゆっくりとほぐす時間も増えた。

 

中盤戦

外乗りが好きなので、不得意な意識があったインドアトレーニングも好調。安全第一が何より良い。怪我をせず、距離や量を淡々とこなしていくことでパフォーマンスが上がるという点をしっかりと掴めてきた。見据えるのは、この集中力や練習量を、仕事をしながらどうアレンジしていくか。「無理して」は無し。限界のキャパシティを超えないところを見極めていく。

 

中盤戦〜後半戦

ここまでくると、スイムが少し不調だったりもする。時間帯や休館の都合で色々なプールで泳ぐことになったが、なかなか疲れを誤魔化せなくなってきた。浮かない、腕が回らない。どうしても鈍い感覚で、短めのスプリントで刺激を入れ、戻せるところを探った。ここでハマってしまうとなかなか手強いので、距離の短縮、休むことを選択。せっかく合宿に来ているのに、という気持ちがあったが、練習のための練習ではないと理解して次に取り組む。

 

後半戦〜合宿明け

この合宿が終われば、1ヶ月間の練習をこなして東京都選手権、アジアカップ大阪大会、そして日本選手権へと続く。日本選手権の権利を持っている以上、焦点はそこに。東京都選手権はメンバーがかなり揃っている。縮小版日本選手権とも言われているが、確かにそう。スイムでどこまでついていけるのか、が1番のテーマだ。とにかくそれを楽しみに下山した。総じて21時間/週 あたりの時間でトレーニングをした。しかし厳密に言えば、高地にいる24時間がトレーニングといっても過言ではない。それができる高地合宿。行けることに感謝をし、結果に繋げたいと身をもって感じた。